ぼちぼち通信

ぼちぼち通信


2026.1
お変わりございませんか。今頃ですが、今年もよろしくお願いいたします。
寒いですね。私は寒さに弱く、寒い寒いと過ごしています。寝る前にお風呂に入ってぬくぬくになって寝るときが至福の時です。
インフルエンザA型とB型が混在して流行していましたが、今はB型が主流になりました。短期間にA型、B型両方にかかっておられる方も多いように感じます。
寒さにも、インフルエンザにも負けず、がんばりましょう。春を楽しみに。
インフルエンザA型とB型の混在の流行
2025年10月20日~2026年1月31日の当クリニックでのインフルエンザA型とB型の患者数です。

12月中頃からインフルエンザB型が増えだし、A型とB型が混在しました。冬休みで患者さんが少なくなったかに見えましたが、1月末(第5週)はすべてインフルエンザB型になり、やや増えているようです。
インフルエンザB型は、前日夜に発熱があっても翌朝には解熱している人も多く、インフルエンザA型ほどしんどそうでもなく、見ただけではわからないことも多いです。インフルエンザ終息までにはもう少しでしょうか。
非認知能力
パートナーが風呂屋へ行って、サウナ・水風呂を3クールくらいすると、頭が聡明になり、その後、風呂屋のロビーで仕事すると仕事がはかどると言うので、着いて行った。
寒さに弱い私は水風呂には足先しか入れなかったのであるが・・・。
サウナ・水風呂はあきらめ、岩盤浴をして休憩に『子育てのエビデンス』という本を読んだ。
そういう時に読んだからか、とっても面白く腑に落ちた。

作者は小児科医、精神科医でなく、疫学、公衆衛生の医師である。
人間の能力には「認知能力」、つまり知能検査などで評価できる能力と、「非認知能力」、「体力・健康」があると。
非認知能力というのに、作者は「セルフコントロール」、「モチベーション」、「共感力」、「レジリエンス」があるという。そしてそのベースにあるのが「アタッチメント」であると。
カタカナばかりで分かりにくいのであるが、
アタッチメントは「愛着」と日本語ではいわれ、親が子どもを愛することのようにとらえられがちだが、そうではない。親の心の状態ではなく、子どもの心の状態を示している。この人がいたら安全である、安心であるとこどもが感じることである。「すべての土台となる子どもの心の安全基地」と作者は言っている。
これは生まれたときから、子どもの訴え、泣く、笑うなどに養育者が応答的に反応することでできてくると。乳児期のワクチン接種に連れてこられるお母さんは、どのお母さんもこれをされていると感じる。
安全基地ができたうえで、
#セルフコントロール・・・衝動を抑え、自らの能力を発揮する力
#モチベーション・・・何のために生きるかに基づく、自分のうちから沸き起こるやる気
#共感力・・・多様な人がいることを理解し、思いやる力
#レジリエンス・・・困難や逆境を乗り越える力
が育っていくと。
認知能力(知能)が高くても、これら非認知能力が低いと社会でやっていくのにつらいと思う。ある程度能力があるのに、集団生活でうまくいかないと相談に来られるお子さんは、こういう能力が育っていないのでないかと考えるようになった。そのためにはどうしたらいいか・・・。
この春からオープン予定の児童発達支援・放課後等ディサービス「あのね」では、非認知能力を伸ばすことを中心的にやりたいのかなと、自分の中で言語化された気がした。非認知能力を伸ばすのも適切なかかわりによる繰り返しの練習だろうと思う。
先日学会へ行ったら、ある先生が行っておられた。
認知能力は20歳ころをピークに衰えていくが、非認知能力は老人になっても育っていく部分があると。私もそうありたいなと思う。
著者 たかのこどもクリニック 院長 高野智子

アレルギー
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