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ぼちぼち通信-No35|垂水区の小児科・アレルギー科 たかのこどもクリニック|

ぼちぼち通信

ぼちぼち通信
BochiBochi Tsushin
No.35
2023.07
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梅雨のなか、皆様いかがお過ごしですか。
日が長いなという感じもなく、夏至が過ぎてしまいました。
これからは日が短くなるのかと思うと何となくさみしい。
子どもではRSウイルス感染症、ヘルパンギーナなどが流行り、大人では新型コロナウイルス感染症、インフルエンザが流行っています。いろいろな感染症があって、次々と熱を出すお子さんも多し。皆さん大変です。お子さんが免疫をつけている時、一つ一つ乗り越えましょう。

-開院から3年が経ちました-

7月1日が開院記念日でしたが、すっかり忘れていました。
スタッフから「開院3周年おめでとうございます」とプレゼントをいただき、はたと気が付きました。
心優しいスタッフに感謝。ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。がんばりましょう。

 

新型コロナウイルス感染症とともに歩んだ3年間でした。
患者さんも少なく、暇で暇で、どうなることかとひたすら自分の運命を信じた時期。
何となく、患者さんが来てくださり、仕事している感じが出てきた時期。
最近は発熱のお子さんが多く、予約がいっぱいでお断りしないといけないこともあります。
申し訳ないと思いながらも、私の能力です。すみません。

 

最初の人も最後の人も同じ医療であるように、どの人にも平等に、を心がけて、また1年頑張ってまいります。
よろしくお願いします。

 

いろいろな感染症が
流行っています

小児科医としては腕の見せ所なのかしれませんが、なかなか難しい。
なるべく、鼻やのどに綿棒を突っ込む検査をせずに診察したいと思うのですが・・・。

 

神戸市では現在(令和5年6月末)、RSウイルス感染症とヘルパンギーナが多いです。アデノウイルス感染症、溶連菌感染症も見かけます。小学生以上では新型コロナウイルス感染症、インフルエンザA・Bもあります。

神戸市感染症発生動向(令和5年)のグラフ、神戸市インフルエンザ・COVID19発生動向のグラフ

※上の表と下の表は調査している医療機関数が違うので、数自体を単純には比べられません。

 

でも、わからない感染症が多いです。わからない風邪も、咽頭の所見はいろいろあって、これが個性なのか、ウイルスの違いなのか判らない。
病院では、いろいろなウイルスをいっぺんに解析できるような検査が行われています。
西神戸医療センターの先生によると、病院を受診するような症例では、5月のデータになりますが、

  1. ライノウイルス・エンテロウイルス
  2. RSウイルス
  3. パラインフルエンザウイルス
  4. ヒトメタニューモウイルス
  5. アデノウイルス
の順でウイルスが検出されるそうです。

 

いろいろなものが流行るので、次々感染して、熱ばかり出しているお子さんも多いです。それが小さい子ばかりでなく、5歳くらいの子でも時々おられる。
5歳くらいのお子さんは病気をする小さいときにコロナ禍で、あまり病気をしていなかったのかもしれない。
コロナ後、感染症乱立の状況になっています。

異次元的少子化対策が3人目に
3万円のこども手当とは・・・

私の不勉強もあるが、少子化対策の具体案が3人目に3万円のこども手当しか伝わってこない。確かに子育て中の人には助かるであろう。
しかし、これで異次元的???ですか。

 

昔の女性は、たくさん産むことが当然、と文句も言わず、5人も10人も産んでいた。
戦争があったころは、労働力としてたくさん産むこと、特に男の子を産むことは女性として評価されていたのだろう。逆にそれができない女性は惨めだったのかもしれない。

 

しかし、現在は、女性も男性と同じように社会で活躍する時代になった。
子どもを産むことがそんなに評価されていないように思う。
女性として苦しいのは、子どもを産める生物学的年齢と、社会で仕事の力をつけていく年齢が同じであることである。

 

妊娠・出産、子育てがちょっとがんばればできることならいい。が、そうではない。
妊娠・出産だけでも10か月。個人差はあるが、つらいつわりの時期、自由に走ることもままならない人間インキュベーターの日々、そして産むことはとにかく痛い。この間、トラブルがあることもあり、場合によっては命がけである。そして、他のことはセーブしないといけない。
これだけでも、産むかどうか考える。
そして、その後の子育てのことも考えると、経済面ばかりでなく、自分のやりたいこととのバランスから、次を生むことを躊躇してしまうのではないであろうか。

 

妊娠・出産は女性がするしかない。
それなら、その後の子育ては社会で手伝ってよ、政治はそれにもっとお金を使ってよ、と私は思う。

 

私の子育ては父母、おばなど身内の方にも大変世話になったが、保育所、学校、学童保育、地域の皆さんなど、いろいろな方にサポートいただいた。

 

こういう子育てサービスをもっと充実し、働いている人ばかりでなく、働いていない人も、困ったときはどの人もが安心して利用できるようにできたらいいと思う。
女性のいろいろなライフプランがかなうように、“社会で子育て”がいいのでは・・・

 

著者 たかのこどもクリニック 院長 高野智子

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