ぼちぼち通信
ぼちぼち通信
三寒四温とはよく言ったものです。寒かったり暖かかったりしながら、春がやってきました。
今年は3月末に桜が満開です。クリニックの桜も咲いています。
お元気ですか。新型コロナも減りました。
5月8日から新型コロナが5類に変わります。
ここを開院するときには、こんなことするとは全く考えていなかった。
コロナ禍で開業し、暇で、暇でどうなることかと思った。病院で若者と楽しくやっていたらよかったと思ったこともあった。
開院時から真先生が小児神経外来を始めた。
意外と、と言っては失礼であるが、神経外来の予約は3か月先までいっぱいになった。
一般診療の中でも発達に特性や遅れの見られるお子さんに出会うことがあった。お母さんは何かしてやりたい、してやらなければと焦る。医療者も何かトレーニングの場を作ってやりたいと思う。
しかし、そういう療育施設は予約でいっぱいで、うまくいって半年待ちである。
伸び盛りの子どもの半年はとってももったいない。それなら、自分でやってしまえと、全く無謀な発想から始まった。
2021年の夏のことだ。
みなとのこども診療所(神戸)今西先生、家森クリニック(京都)家森先生、すくすくクリニックこにし(香川)小西先生に教えを請うた。
施設基準、スタッフ問題、経営などなど、いろいろ大変なことがあると分かったが・・・。
突き進んでここに至った。
2023年5月1日、お向かいに
『たかの発達リハビリクリニック』https://takanohattatsu.com/
を開院します。
現在の小児神経外来でやっている診療に加え、作業療法士さんによる感覚統合療法・作業療法、言語療法士さんによる言語療法を行います。
3歳くらいから中学卒業くらいまでの、発達の気になるお子さん、学校でうまくいかないお子さん、頭痛やてんかんなど小児神経疾患のある(疑われる)お子さん、不登校のお子さんなどなど、受診を希望されるお子さんは、初診外来をご予約ください
(4月30日までは『たかのこどもクリニック』の『小児神経外来』からご予約できます)。
3歳までの発達の気になるお子さんは、たかのこどもクリニックでみさせていただきます。
時間を取って見させていただきたいので、できれば土曜日午後(5月からは水曜日午後も)の相談外来をご利用いただけると助かります。
子育ての相談もどうぞ。
急に大学時代の同級生が亡くなった。前日まで診療を行い、夜の会合にも出て、翌日に細菌性肺炎で亡くなった。
非常に体力、バイタリティのある方だったが、それが災いしたか。しんどかっただろうに頑張ってしまった。
ご冥福を祈ります。
改めて、運命、命の有限性を感じる。自分はあとどれくらい生きるのだろう。
“命短し、恋せよ乙女”である。
恋をしようとは思わないが、人生を楽しく生きようと思った。
人に迷惑をかけず、やりたいこと、楽しいことをやったらいい。
何が楽しいのだろう。
きっと、いろいろな子どもたちの育ちを見ている時が一番楽しいように思う。
子どもはとっても面白い。なんかいろいろ考えているようである。
そして、どの子もいい子である。親の立場だと子どもの気になる点ばかりに目がいってしまうが、どの子もいいところ、面白いところをいっぱいもっていると日々感じる。
バタバタと小児科医をやっていこうか。
今の境遇に感謝である。
著者 たかのこどもクリニック 院長 高野智子
アレルギー
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