ぼちぼち通信
ぼちぼち通信
お変わりございませんか。
寒くなってきました。手荒れの季節。指先の指紋がなくなり、ひび割れが痛いです。必死でクリームを塗って寝ますが、春まで完全にはよくなりません。
寒くなるのはこれからです。皆さん、寒さに負けないでいきましょう。
当クリニックのロゴマークは何に見えますか?
赤の半円に赤の斑点が入ったら、確かにキノコに見えます。うちのスタッフもキノコと言います。テントウムシと言った方もいました。
考えたときは二つの木のつもりでした。幹の部分は私のイニシャルのTTを形どり、実のなっている大きい木とまだ実のない小さい木。親子のつもり。そこに、鳥だか、葉っぱだか、蝶々だか、ピースを添えてのつもりでしたが・・・。
みんながキノコに見えるならキノコにしてしまおうか、そこから『きのこの会』が出てきました。
『きのこの会』はうちの裏の(裏などといっては失礼ですが)健康公園を歩こうという会です。
ただ歩くだけ。医療者と患者さんという関係を抜きにして、自由に各々の好きなスタイルで、好きな速さで、好きなこと考えながら歩く。マスクしてですが、おしゃべりもいい。
12月13日に第1回目を開催しました。ジョギングコースを1周すると1.8㎞くらいあります。
集まった13人で2周歩きました。秋の終わりがたくさん落ちていました。(写真)
サッカー練習のグラウンドもあり、息子がサッカーしていたころはよく来たなと懐かしみ、遊具で遊ぶ小さい子たちを見ながら、どんどん高いところへ上ってしまう息子たちをはらはらして見ていたなと思い出し、ゆったりした思いに浸りながら歩きました。
肥満のお子さんに運動しようよ、歩くだけでいいよと声かけしています。そう言うなら、そういうきかっけを作ってみよう、というのがこの会の始まりです。
月1回の予定で続けていく予定です。よかったら、どの方でも、ご参加ください。
桜の木もたくさんありました。桜のころはとってもいいのではないでしょうか。
次回は1月17日(日曜日)10時から11時半、10時たかのこどもクリニック集合です。
『のこのこの会』は小児神経外来をやっている真先生の発案です。
学校に行きにくいお子さんが集まる場を作ってみようというのがきかっけです。講師には大学生の息子を召喚し、英語の文を訳したり、詩を読んだりしたいなと考えています。中学生の皆さん集まれ、勉強と思わずに、気楽にいらっしゃい。
1回目は12月27日(日曜日)14-16時、たかのこどもクリニックです。
お正月を前に残念です。うちにも計画がありました。お正月に家族で温泉一泊旅行しようと、新型コロナウイルス感染症の第2波が少しおさまったころ予約しました。また別の楽しみを作りましょう。
私はもうおばあさんの域ですので、息子たちが帰ってきてワイワイやるだけで十分楽しいのですが・・・。
これも移動規制がかかるとどうなるか・・・。
新型コロナウイルス感染症は夏にも流行り、冬にも流行っています。
今、Go Toの中止で人の動きが少なくなれば、感染者は減るかもしれないですが、また動き出したら増えるでしょう。
この感染症がおさまるには多くの人が感染して免疫をつけるか、有効なワクチン接種ができるようになるしかないのではないかと思います。
イギリスでは12/8から、アメリカでも12/14から新型コロナウイルスのワクチン接種が始まっています。
ロシアや中国はそれ以前から接種しているようですが。 このワクチンはこれまでにないワクチンです。
日本で使用する予定のワクチンは3社ありますが、そのうち2社のワクチンは、新型コロナウイルスのメッセンジャーRNA(たんぱくを作るための遺伝情報)の一部をヒトにうって、ヒトの細胞の中でウイルスのたんぱくの一部が作られ、そのタンパクに対する抗体が体内で作られて免疫をつけようというものです。
もう1社のワクチンは、ヒトに対して病原性のないウイルスベクター(運び手)に新型コロナウイルスの遺伝子の一部を組み込んだ、組み換えウイルスを投与するウイルスベクターワクチンです。これまでのワクチンはウイルスや細菌のたんぱくの一部、または感染しないウイルスをうって、体に抗体を作らせるやり方でしたので、全く新しい方法です。
新型コロナウイルスワクチンの短期的な効果は海外で確認されていますが、長期的な効果、日本人での効果は今後、明らかになってくるでしょう。
副反応については、まだ接種した人が10万人には達していないこともあり、10万人に1人おこるような重大な副反応は報告されていないようですが、これも今後見ていかないといけません。
イギリスでは新型コロナウイルスワクチンは21日あけての2回接種ですので、日本でも2回接種になるでしょう。
国民人数分のワクチンが日本に入ってくることが予定されていますが、メッセンジャーRNAワクチンはマイナス70度やマイナス20度で保存して短期間に使用せねばならず、流通が問題となっています。
どこのクリニックでもうてるものでない。ディープフリーザーが必要です。1バイヤルあたり5人分らしいので、集団接種しないともったいないです。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_00184.html
接種対象は、新型コロナウイルス感染症患者に直接医療する医療従事者、高齢者→基礎疾患のある高齢者以外、の順になりそうです。アメリカでは16歳以上に新型コロナウイルスワクチンが認可されましたが、日本では子どもの接種はまだまだだと思います。
子どもの新型コロナウイルス感染症が軽症であることを考えると、必要なら成人になってからうってもいいのではないか、もう少し確実な安全性がわかってからの方がいいのではないかと思います。
コロナよ、どっかに飛んで行ってくれ。
著者 たかのこどもクリニック 院長 高野智子
アレルギー
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