ぼちぼち通信
ぼちぼち通信
寒くなってきましたね。朝、通勤の車の外気温が1℃でした。
新型コロナウイルス感染症が神戸でも増えてきました。世の中、“ウイズコロナ”と“ゼロコロナ”が混在している感じで混乱します。
ワールドカップで盛り上がりましたか?スペイン戦の日本の勝率はAI予測で21%とのことでしたが、勝ちましたね。全くサッカーのことを知らない私でもうれしくて、気分の高揚を感じました。夢はかなう。まずは夢を見ることから、ですね。
今年ももう少しです。コロナなんかに負けず、クリスマス、お正月に向かって頑張りましょう。
5歳以上とはワクチンがちがい(メッセンジャーRNAワクチンであることは同じです)、接種回数も違います。
1回目をうった日から3週後に2回目、2回目から8週後に3回目を接種します。
インフルエンザワクチンとの接種間隔は気にしなくてもいいですが、そのほかのワクチンとは2週間は開けること、生ワクチン(麻疹・風疹、水痘、おたふく、BCGなど)の接種後は4週開けるのが望ましいとなっています。
https://www.city.kobe.lg.jp/a73576/kenko/health/infection/protection/vaccine_nyuyouzi.html
お母さんたちから、うった方がいいですかという質問を受け、私も困っています。
小児科学会は接種を推奨しています。
その理由は、新型コロナウイルス感染症の小児死亡例の調査で、乳幼児の死亡が半分を占めたこと、死亡例の半分は基礎疾患のない(普通の元気な)お子さんであったことにあります。
『2022年1月1日~2022年8月31日までに、計41例の小児の死亡者が確認され、詳しく調査できた29例は、0歳8例(28%)、1~4歳6例(21%)、5~11歳12例(41%)、12~19歳3例(10%)でした。
基礎疾患は、あり14例(48%)、なし15例(52%)でした』
https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=466
そして、新型コロナウイルスワクチンの効果に関しては、『ワクチンのオミクロン株BA.2流行期における発症予防効果については生後6か月~23か月児で75.8%(95%CI 9.7~94.7%)、2~4歳児71.8%(95%CI 28.6~89.4%)』と報告されています。
でも、すぐに導入された一番の理由は、新型コロナを社会で抑え込むには、皆で感染して免疫をつけるか、ワクチンをうって免疫をつけるしかない。みんなでかかったら、必ずや重症化する人、死亡する人が出るからそれは危険であろう。
それならワクチンで抑え込もうという社会的使命で進められていると思います。
このワクチンの一番の問題は、効果は多少あるのかもしれませんが、効果の持続期間が短いことだと思います。
大人では3か月に1回打たないと免疫が保てないとか言われて、3か月あいたらうつことが推奨されていますが、これでは、もはやワクチンではない。せめて何回かうったら、だいたいの人が感染予防できるくらいのワクチンでないと、こどもには勧められないというのが私の本音です。
それともう一つ、メッセンジャーRNAワクチンの長期的な影響が全く未知である点が気になります。
子どもに新型コロナワクチンをどうするか。
お家の方のお考えで決められるのがいいと思います。ワクチンをうって安心な方はうたれるのがいいと思います。
ただ、定期接種でうっているワクチンのように、うったらほぼ感染しないというワクチンではないこと、効果の持続は長くはないことは知っておいていただけたらと思います。
よかった!
いっしょに行った相棒はコンサート中に「生きていてよかった」と言いました。
生きる元気をもらった感じです。
浜田省吾はこの12月で70歳になるそうですが、動きが若々しく、3時間のコンサートでも声がちゃんと出ていて、CDで聞いているような感じでした。すごい。
コンサートを聴きながら、こども達のことを思いました。
こどもは大切にしてあげたい。
大切にするということは甘やかすということではないと思う。
一人一人の子どもを認めてあげることではないかと思う。
各々のこどもが、楽しめることをみつけて、楽しんで成長してくれたらいいと思う。
大人はそれをうまくサポートできるといいのだが、何ができるかしら。
来春には『こども家庭庁』ができて、社会でも子どもや子育て家庭により目が向けられる。
子どものことにもっと予算が付くことになると期待したい。
私は個人にお金をばらまくことはどうかと思う。一時的に潤っても実りはどうだろう。
それより、学校の先生の数を増やすとか、保育料を安くするとか、学童保育の充実とか、どの地域でも高校生までこども医療で補助するとか、サービスアップに使ってほしい。
浜田省吾のコンサートを聴きながら、子どもたちが楽しく生きていってくれることを願いました。
著者 たかのこどもクリニック 院長 高野智子
アレルギー
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