ぼちぼち通信
ぼちぼち通信
お変わりございませんか。
まだ寒いです。神戸でも、氷点下の朝があります。大雪の地域の方は大変です。雪かき、ご苦労様です。
でも、昼の太陽は少し明るさを感じるようになりました。
新型コロナの第6波、減りそうで減らない。オミクロン株のピークは2~3か月で過ぎて、また別の株の流行があるのか。
敵もさるもの。負けずに頑張りましょう。
新型コロナワクチンが小児でも始まります。
神戸市も2月28日から対象者に接種券が送られ、接種券が届いたらうけていいとのこと。3月から医療機関にワクチンが配送される予定です。
このワクチンは「接種勧奨」「努力義務なし」となった。
これはうつことは勧めるが、受ける人がうつことを選択してよいというものだと理解している。
「努力義務あり」となると、理由がない限り、うたなければならないということになる。
「努力義務なし」になったのはよかった。
ご家族から、「子どもにコロナワクチンをうつ方がいいですか」と聞かれる。答えに私はもごもごしてしまう。
ワクチンを受ける目的は、2つあって、一つはその病気にかかると非常に重症化する、後遺症を残すことがあり、それにかからないために受ける。
もう一つは、社会に感染すると重症になる人がいるため、みんなでうってその感染症を減らし、重症化する人が感染しにくくしようというものがある。
しかし、基礎疾患のない子どもの新型コロナは重症化が少ない。新型コロナに伴って川崎病様になる症例は学会で聞いたことはあるが、そんなに多いということはない。
ただし、大きな基礎疾患を持っているお子さんはうった方がいいと思う。子どもで重症化している人は基礎疾患のあるお子さんであるので。
ある専門家はワクチン接種で子どもの感染を減らして、お年寄りを守りましょうというが、国民の80%が2回ワクチンを受けていてもこの第6波の流行である。このワクチンは少なくとも今のオミクロン株の感染を防ぐことはできていない。
でも、コロナで入院となった患者さんはワクチンうっていない方が多いと聞く。
このワクチンは接種していると早くに免疫が立ち上がり重症化を防ぐのであろう。そういう意味では、重症化しやすいお年寄りは受けるのがいいと思う。
もう一つ残念なのが、このワクチンが1シリーズ2回うって生涯の免疫がつくわけでなく、インフルエンザワクチンのように、何回もうたないとダメなことである。
副反応の方は、成人と変わりないようである。心筋症の発生は5~11歳の男性においても、2回目接種時に報告されているが、12~15歳及び16~17歳の男性と比較して低かったと言われている。
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0116.html
というようなことを考えると、子どもに何のためにこのワクチンをうつのだろうかと思ってしまう。
ただ、将来、このワクチンで感染が予防できる株がはやるかもしれず、その時はうっていてよかったとなるのか。
最終的には、おうちの方のお考えとお子さん自身の意志で接種を決められたらいい。
うちに小さい子がいたらどうするか? きっと、12歳になって本人もうつと言ったらうつような気がする。
冬季オリンピックのフィギュアは後味の悪いものになった。
15歳女子にドーピングとはどういうこと?
15歳が日常に飲む薬ではなく、大人が飲ませたのでしょう。これは虐待です。ひどい。
そして、その後の対応もひどい。ドーピング問題が解決するまで、オリンピックの順位も決められないなら、出場させなければいい。出場させておいて、みんなで非難するのはひどい。
ワリエワ選手は手足が長くて、演技は華麗ですばらしい。最後のSPでは何度か転倒し、心理的ストレスが大きいのだろう。
試合後も泣いており、彼女自身も満足いくものでなかったのだろう。才能ある15歳を社会でいじめてひどい。
ロシアのフィギュア選手は1回しかオリンピックに出られないとネットニュースで見た。
これは次々と有能な若い人が出てくるからかもしれないが、小さいときに無理させて、故障するから選手寿命が短いのかもしれない。フィギュアはジャンプの回転数を競いあっているが、4回転ジャンプなどというものは若くて体重の軽いときにしか飛べないのかもしれない。そして、薬も使ってとなると・・・。
スポーツで子どもの体と心を痛めることのないようにしてほしい。
と、書いていたら、ウクライナで戦争である。ロシアという国はどうなっているのだろう。
戦争の意味が分からない。コロナ患者さんを必死で助けて、戦争で元気な人が簡単に亡くなる。
何たること・・・早くの戦争終結を願う。
著者 たかのこどもクリニック 院長 高野智子
アレルギー
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