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小児神経外来|起立性調節障害|神戸市垂水区 小児科

小児神経外来

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起立性調節障害

(Orthostatic Dysregulation, OD)

起立性調節障害は、思春期に好発する自律神経機能不全症です。
血液は体のすべての細胞や臓器に酸素や栄養を運ぶ大切なものです。血液の全身への循環は、体全体の血液の量(循環血液量)、心臓の収縮により送り出される血液量(心拍出量)、血管自身が収縮したり拡張したりする機能(末梢循環調節能)により決まってきます。これら循環機能は自律神経系によって調節統合されています。この機能に異常をきたすと、全身の臓器、とくに脳への血流が低下し、いろいろな症状が現れてしまいます。

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起立性調節障害

起立性調節障害の症状

  • 朝が起きられない
  • 立ちくらみ、めまい
  • 全身倦怠感
  • 立っていると気分が悪くなる
  • 頭痛
  • 腹痛
  • 食欲不振
  • 失神発作
  • 動悸<
  • 集中力低下
  • 夜になかなか寝つけない
朝が起きられない子供のイメージイラスト

起立性調節障害の分類

  1. 起立直後性低血圧
    (Instantaneous Orthostatic Hypotension、INOH)
    起立直後に一過性の強い血圧低下がある。
  2. 体位性頻脈症候群
    (Postural Tachycardia Syndrome、POTS)
    起立時の血圧低下はなく、起立時頻脈がみられる。
  3. 神経調節性失神
    (Neutrally Mediated Syncope、NMS)
    起立中に突然に収縮期、拡張期血圧が低下し、失神発作が起こる。
  4. 遷延性起立性低血圧
    起立直後の血圧反応は正常だが、起立数分以後に血圧が徐々に 下降する。

起立性調節障害
の治療

非薬物治療

  • 疾患理解:本人、保護者ともに疾患を理解することが治療につながります。
  • 水分摂取は1日1.5~2リットル、塩分を多めにとる。
  • 弾性ストッキング
  • 栄養のバランスがとれた食事。ビタミン類、マグネシウム、カルシウム、鉄分などを十分摂取する。
  • 規則正しい生活。早起きは難しくても、寝るのは遅くならないように。
  • 適度の運動。毎日30分程度の歩行を行う。
  • 心理的、社会的なストレスの軽減。
  • 心理療法(カウンセリングなど)

薬物療法

  • ミドドリン塩酸塩
  • アメジニウムメチル硫酸塩
  • トフィソパム
  • 漢方薬(半夏白朮天麻湯、苓桂朮甘湯、柴胡桂枝湯、小建中湯、補中益気湯など)

適度な運動の継続

起立性調節障害は不登校の原因の一つになっています。本人は登校したいのに、身体がつらくて登校できないという状況が心理的負担となり、さらに病状を悪化させます。
本人、保護者、学校関係者などが病気を理解し心理的ストレスを軽減し、本人をサポートしていく態勢を作ることが大切です。

 

日常の活動量低下は、筋力、筋量の低下と自律神経機能の悪化を引き起こし、さらに病状が悪化し、まずまず動けなくなるという悪循環をまねきます。
体の動きやすい時間帯に適度の運動を継続することも重要です。

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